内容

60年代に始まった古楽復興運動の中心人物の一人、シギスヴァルト・クイケン氏は50年以上たった今でも、新しい古楽を模索し続けています。でも、そもそも古楽って何？古い音楽なのに新しいの？そんな疑問に答えつつ、クイケン氏の魅力、そして今年の音楽祭で取り上げる演目の聴きどころをご紹介したいと思います。古楽に初めて接する方も、50年間古楽を愛し続けている方も一緒に古楽の魅力を探りましょう。

【講師】
前田りり子(フラウト・トラヴェルソ奏者)
モダン・フルートを小出信也氏に師事。桐朋学園大学を経てオランダのデン・ハーグ王立音楽院の大学院を修了。バロック・フルートを有田正広、B.クイケンの両氏に師事。1996 年、山梨古楽コンクールにて第１位入賞。1999年、ブルージュ国際古楽コンクールで第２位入賞。バッハ・コレギウム・ジャパン、リベラ・クラシカ、ソフィオ・アルモニコ、メネストレッロなどのメンバーとして中世から 19 世紀までのフルートを駆使して演奏・レコーディング活動をしている。また「フルートの肖像」を東京書籍より出版し、執筆活動にも力を入れている。東京藝術大学、沖縄県立芸術大学非常勤講師。
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