【九州産業大学美術館】プロの世界vol.8 人形師 中村信喬展
終了
福岡
文化・芸術・スポーツ
開催日時 | 2022年9月17日 10時00分 ~ 11月27日 17時00分 |
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開催場所 | 九州産業大学美術館 |
参加費 | 一般200円、大学生100円、高校生以下 ・65歳以上は無料 |
主催者 | 九州産業大学 |
お問い合わせ | 九州産業大学美術館 TEL:092-673-5160、FAX:092-673-5757 |
特記事項 | 【開館時間】 10時~17時(入館は16時30分まで) 【休館日】 月曜日 ※詳細は関連リンク先のホームページをご覧ください。 |
関連リンク | 九州産業大学美術館ホームページ(外部リンク) |
内容
中村信喬は、1957年福岡市で博多人形師の家系の三代目として生まれました。幼いころから人形師である父・衍涯の仕事を見て育ち、1975年に九州産業大学芸術学部に入り彫刻を学びます。大学を卒業するとともに京都へ修行に出て、林駒夫(人形作家)、村田陶菀(陶芸家)、北沢一念(能面師)らに師事し、人形制作のために幅広い技術を学び、腕を磨きました
1983年から西部工芸展に出品し、89年には日本工芸会正会員に認定されます。1996年から今日まで夏の神事「博多祇園山笠」を彩る人形を作り続け、また太宰府天満宮御神忌千百年大祭では「御神牛」を制作。こうした地域文化への貢献や、技術の継承への幅広い取り組みから、2022年に福岡県無形文化財工芸技術「人形制作」保持者に認定されました。
中村は一つの作品が完成に至るまでに、歴史的背景への徹底した調査を行い、モデルとなる人物が歩んだであろう道に自ら立ち、感じたであろう空気を感じ、モデルと自らを重ね合わせます。そうして作品に込めた尊敬と祈りの念は、見る人の心を揺さぶり、感動を生むこととなるでしょう。
本展では、人形師中村信喬の初期の学生時代の作品から近作「エヴァンゲリオン」を含む40余点を展示し、紹介することで、固定観念にとらわれず、意外に、そして自由に挑戦し続けるプロの姿をご覧ください。