内容

大牟田市立三池カルタ・歴史資料館で収蔵しているカルタには、全国でも当館でしか見ることができないような貴重な逸品から、毎年年末からお正月にかけて販売されているアニメやキャラクター、ヒーローものなどお馴染みのカルタまで、多種多様なものがあります。

その中でも日本の各地で作られているのが郷土カルタです。郷土カルタは戦後に群馬県教育委員会が制作した「上毛かるた」がその始まりとされています。この「上毛かるた」を皮切りに全国の自治体や学校・NPOなどの各種団体が郷土カルタの制作を始め、その数は毎年増え続けています。

郷土カルタにはその土地の歴史や文化・名所旧跡・特産品などが凝縮されていて、読札を読み、絵札を眺めるだけでも旅行した気分になれる旅行ガイドのような要素があります。

そこで、今回の春の企画展では当館が近年精力的に収集してきた全国の郷土カルタの中から、厳選した約30点を紹介します。また、ミニコーナーでは今年国交正常化50周年を迎えた中国のカルタのほか、音楽・絵本に関するカルタを展示します。